シャワーヘッドの「節水50%」はボタンを使ったとき|比べる相手と付けられない蛇口、3つを比較

シャワーヘッドの「節水50%」はボタンを使ったとき|比べる相手と付けられない蛇口、3つを比較 生活雑貨
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寒くなってシャワーの時間が長くなったので、節水シャワーヘッドに替えようと思います。

売り場には「節水50%」「最大80%節水」といった数字が並んでいます。80%なら、水道代もガス代もぐっと下がりそうです。

ところがその数字は、商品ごとに「何と比べたか」がちがいました。50%と80%を、そのまま並べて比べることはできません。

今回はシャワーヘッドを3つ、メーカーの公式サイトと商品ページで調べました。3つとも、手元で止められるボタン付きです。

調べていくと、ボタンを使ったときの数字であることや、付けられない蛇口があることも分かりました。

この記事が向いていない人

先に3つ挙げます。当てはまる方は、別の記事のほうが早いと思います。

とにかく強い水圧がほしい方。節水シャワーは勢いとのかね合いで、日丸屋も高水圧タイプではないと書いています。

バランス釜のお風呂の方。SANEIの手元ストップ付きは、バランス釜には付けられないとされています。

美容目的の泡のシャワーを探している方。今回は、節水と手元止水で選びました。

選ぶときに見る3つの基準

基準1 「節水50%」「31%」「80%」は、比べる相手がちがう

SANEIは、節水率の出し方を公式サイトに書いていました。

測定条件:吐水力0.6〜0.65N時の流量を従来最適流量10L/minと比較(建築物エネルギー消費性能基準に基づく)(ストップボタン付きのものはボタン併用時)

同じ強さのシャワーで、1分間に10L出るシャワーと比べた数字です。国の省エネの基準に合わせた比べ方だと書かれています。

タカギは、自社の前の商品と比べた数字でした。「節水」ではなく「節湯」と書いています。

シャワーヘッドの交換だけで約31%の節湯(※当社従来品比較)

日丸屋は「最大80%節水」とうたっていますが、何と比べたかは文字では見当たりませんでした。

画像に「従来シャワー(節水機能なし)」と並べた図があるだけです。

比べる相手がそれぞれちがうので、50%・31%・80%の大きさで順位はつけられません。数字の大きさより、何と比べたかが書いてあるかを見ます。

基準2 SANEIの「50%」は、ストップボタンを使ったときの数字

上の測定条件の最後に、「ストップボタン付きのものはボタン併用時」とありました。

Amazonのメーカー説明の比較表では、ボタンのない型(レイニーベーシック)は節水率40%です。ボタンのあるレイニーストップは50%でした。

つまり50%は、体や髪を洗っている間、ボタンでこまめに止めたときの数字と読めます。出しっぱなしなら、その分は減ると考えておくのが安心です。

口コミには、ボタンで止めるのが便利だという声がありました。

手元ですぐ止めれるからすごく便利で節約しやすいと思う。安かったけどすごく満足。シャワーの当たりも一般的なヘッドより吹き出しが細かく気持ちいいです。

基準3 手元ストップ付きは、付けられない蛇口がある

SANEIの商品ページには、「この混合栓には取り付けできません」という図がありました。

図に描かれていたのは2つです。ハンドルが2つの蛇口で、切替つまみに「止」の位置がないものと、古い浴室のバランス釜でした。

タカギも、付けられない場合を書いています。

樹脂製のシャワーエルボには取り付けできません。金属製のシャワーエルボに交換してから本商品を取り付けてください。

切替レバーで止水ができない場合は、逆流防止のため,別売りの逆止弁アダプター[品番:JS431]をお買い求めください。

シャワーエルボは、蛇口とホースをつなぐ部品です。手元で止めたときにお湯が逆流しないかが、付けられるかどうかの分かれ目のようです。

日丸屋は、水圧とガス給湯器について書いていました。

また、水圧が確保できた場合にも節水機能のシャワーヘッドで水圧を抑えた場合、ガス給湯器が点火せず、お湯が出ない場合がございます。

家の水圧の見方も書かれています。今のシャワーヘッドを外して、ホースを真上に向けて水を出したとき、20cm以上上がるかです。

現在ご使用中ののシャワーヘッドを外し、ホースを真上に向けて通水した時に高さ20cm以上の水圧があることをご確認ください。

3つの比較表

項目 SANEI
レイニーストップ
タカギ
シャワピタT
日丸屋
節水シャワー
うたう節水 約50% 約31%(節湯) 最大80%
比べる相手 毎分10L 当社の前の商品 記載なし
ボタンの扱い ボタン併用時 記載なし 記載なし
付けられない例 止水なしの
ツーバルブ・
バランス釜
樹脂製の
エルボ
記載なし
(給湯器の注意あり)
塩素除去 なし なし あり
(3カ月で交換)
本体の製造国 日本 — 海外
価格 2,800円 1,297円 2,680円
評価 ★4.2
2,266件
★4.2
7,019件
★3.8
13,867件

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日丸屋の価格はセール中のもので、ふだんは2,980円です。商品名に「日本製」とありますが、これは付属の塩素除去剤のことでした。

3つそれぞれの話

SANEI レイニーストップ 2,800円。条件をいちばん細かく書いている

日本製で、節水率の出し方と、付けられない蛇口の両方を公式サイトに書いていたのはここだけでした。

かなり水圧のしっかりしたシャワーです。手元のストップボタンやステンレスの散水板で、コストパフォーマンスは高いと思います。

お湯が肌にあたる時の衝撃がなく柔らかな感じで、とても気にいっています。

一方で、ボタンで止めても水がきっちり止まらないという声がありました。

手元止水対応が欲しくて購入しましたが、ワンタッチ式ではないのできっちり水が止まりません。

向いている人:数字の条件まで確かめて選びたい人。日本製がほしい人。

向いていない人:バランス釜の浴室の人。ボタンで水を完全に止めたい人。


タカギ キモチイイシャワピタT 1,297円。いちばん安く、付け方の注意が細かい

3つでいちばん安いシャワーヘッドです。樹脂製のエルボや、止水できない蛇口のときの対処まで、公式ストアに書かれていました。

賃貸で毎回お湯と水を混ぜて調整してたので1度調整して止めて置けるので助かりました

取り付けも思っていたより簡単で、今使っているシャワーヘッドから交換するだけなので、特別な工具などを用意する必要がなく助かりました。

一方で、手元で止めたときに配管に衝撃が出たという声がありました。

手元のボタンで止水をすると、ウォーターハンマー(水流を急速に止めることに起因する衝撃)が発生しました。壁側の配管の設置によっては、ウォーターハンマーが起こるので注意です。

向いている人:安く、手元止水を試したい人。賃貸で、温度を合わせたまま止めておきたい人。

向いていない人:勢いの強いシャワーがほしい人(水流がやわらかいという声があります)。


日丸屋製作所 節水シャワーヘッド 2,680円。塩素除去と角度調整つき

評価件数が13,867件と、3つでいちばん多いシャワーヘッドです。塩素除去のフィルターと、ヘッドの角度調整が付いています。

シャワーヘッドの角度を調整できるので楽な姿勢で洗髪できます。

手元で止水の操作も出来るし、この安さでこのクオリティには大満足です!節水も出来るので、良い買い物が出来ました。

一方で、数か月で水圧が弱くなったという声がありました。原因はフィルターの汚れだったそうです。

使用して2〜3ヶ月で水圧が弱くなりました。水圧低下の原因はフィルターの汚れで、フィルターを外したら水圧が戻りました。節水できて良い商品だと思いますが、フィルターの定期交換の必要性をわかりやすくのせて欲しかったです。

メーカーの案内では、フィルターの交換の目安は3カ月です。

交換時期の目安は3カ月を目処にご案内しております。

向いている人:塩素除去もしたい人。ヘッドの向きを変えて使いたい人。

向いていない人:フィルターの交換を続けるのが手間な人。節水の条件を数字で確かめたい人。


口コミで多かった不満と、その対処

1. 止めたときの水漏れや衝撃

いちばん多かったのが、手元で止めるところの話でした。SANEIとタカギに出ています。

Oリングが弱すぎるのか根元から水が漏れてくる。水の量を減らしても出てくるため、とても残念

タカギには、止めたときに配管に衝撃が出たという声がありました。手元で急に止めると、水の勢いが配管にぶつかることがあるようです。

対処:取り付けたら、まず根元から水漏れがないかを見る。「ドン」と音がするなら、蛇口側で水量を少しおさえると和らぐことがあります。

2. 水圧が強すぎる・弱すぎる

タカギと日丸屋に出ていました。同じ節水シャワーでも、感じ方が正反対です。

はじめて節水タイプのシャワーベッドを使用しましたが、細いお湯が高水圧で出てくるのでとにかく痛いです

シャワー穴径が少し大きいので水流がソフトすぎました。当地は水流が弱いほうなのでしょうがないのかな?

タカギは、水圧の低い家ではお湯の温度が安定しないことがある、とも書いています。家の水圧で、浴び心地が変わるということです。

対処:買う前に、ホースを真上に向けて水がどこまで上がるかを見ておく。日丸屋は、届いてから30日以内なら返金・交換に応じると書いています。

3. 持ち手の作り

タカギと日丸屋に出ていました。タカギはメッキがはがれた、日丸屋は持ち手が太めという声です。

持ち手の部分のメッキがまだ1ヶ月しか使ってないのに禿げてきました。

対処:手の小さい方は、持ち手の太さを商品写真で確かめておく。SANEIには、角度が下向きすぎるという声もありました。

状況別のおすすめ

こういう場合 選ぶもの
条件を確かめて選びたい SANEI
(毎分10Lと比較)
日本製がほしい SANEI
(本体が日本製)
安く試したい タカギ
(1,297円)
塩素も除きたい 日丸屋
(フィルター付き)
ヘッドの向きを変えたい 日丸屋
(角度調整)
バランス釜の浴室 手元ストップ付きは
選ばない

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買う前と、使い始めてからやること

3つあります。1と2は買う前、3は使い始めてからのことです。

1. 浴室の蛇口の種類を見る。ハンドルが2つなら切替つまみに「止」の位置があるか、バランス釜かどうかも見ます。

2. ホースを真上に向けて、水圧を見る。日丸屋の案内では、20cm以上上がるかが目安です。

3. 体や髪を洗う間は、ボタンで止める。SANEIの50%は、ボタンを使ったときの数字でした。

結論:節水率は「何と比べたか」を見て、ボタンでこまめに止める

節水シャワーヘッドでいちばん見落としやすいのは、節水率の比べる相手が商品ごとにちがうことだと思います。

SANEIは毎分10Lのシャワーと、タカギは自社の前の商品と比べていました。日丸屋の80%は、何と比べたかが文字では見当たりません。

そしてSANEIの50%は、ストップボタンを使ったときの数字でした。手元ストップ付きは、付けられない蛇口もあります。

一言にすると、比べる相手を見て、ボタンで止める。この2つで決まります。

迷うなら、SANEI レイニーストップから見てみてください。

節水率の出し方と、付けられない蛇口の両方を公式サイトに書いていたのは、3つでここだけでした。本体も日本製です。


安さならタカギ、塩素除去もしたいなら日丸屋で足ります。

条件は上の「状況別のおすすめ」に書きました。

何を基準に計算したかで数字が変わる、という点ではこたつも同じでした。「電気代1時間4.3円」は、単価27円で計算した数字です。

数字の条件をそろえないと比べられない、という点では電気ケトルの記事も同じ形です。「カップ1杯60秒」は140mLの話でした。

※記載の価格・仕様は記事作成時点のもので、変更されることがあります。購入前に販売ページの最新の表示をご確認ください。

この記事を書いた人
tora

「Cozy雑貨」を運営しているtoraです。

暮らしの中で使う道具を、選ぶときの基準がはっきりするように整理して紹介しています。

選ぶ基準を先に3つ決める、仕様はメーカーの公式サイトで確かめる、低い評価の口コミから共通する不満を拾う。この順番を毎回守っています。

すべてを購入して試しているわけではありません。そこは記事の中で正直に書いています。

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