電気圧力鍋の「4L」で調理に使えるのは2.6L|予熱と減圧の時間と3つを比較

電気圧力鍋の「4L」で調理に使えるのは2.6L|予熱と減圧の時間と3つを比較 キッチン雑貨
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寒くなってきたので、電気圧力鍋を買おうと思います。

売り場に並んでいるのは「4L」「3L」といった容量と、「時短」という言葉です。

4Lなら家族4人分のカレーが作れそうだ、と思って手に取ります。

ところが「4L」は満水容量で、調理に使えるのは2.6Lでした。

今回は電気圧力鍋を3つ、メーカーの説明で調べました。

もうひとつ、口コミを読んで分かったことがあります。レシピの「加圧10分」は、10分でできるという意味ではありませんでした。

この記事が向いていない人

先に3つ挙げます。当てはまる方は、別の記事のほうが早いと思います。

すぐ食べたい方。予熱と減圧があるので、加圧時間の倍近くかかります。理由は基準2に書きました。

置き場所が決まっていない方。幅33cmのものもあります。先に測ってください。

5人以上のご家族。ここで比べる3つは調理容量1.68〜2.6Lです。5L級を探すことになります。

選ぶときに見る3つの基準

基準1 「4L」ではなく、調理容量で見る

圧力鍋は、いっぱいまで入れて使うものではありません。

蒸気をためる空間が要るためで、各社が「調理容量」という別の数字を持っています。

商品 商品名の数字 調理に使える量
アイリスオーヤマ 4L 2.6L
ティファール 3L 公表なし
シロカ 満水容量2.4L 1.68L

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アイリスは4Lと書いてあって、使えるのは2.6L。65%です。

シロカは2.4Lで1.68Lなので、こちらは70%になります。

おどろいたのは、書き方が3社でまるで違うことでした。

シロカは、商品名に「満水容量2.4L」と書いています。箇条書きにも「調理容量1.68L/満水容量2.4L」と両方ありました。

アイリスオーヤマは商品名が「4L」で、2.6Lという数字は公式サイトの仕様表にあります。

ティファールは、公式サイトの仕様表も「容量(L)3」だけでした。調理容量の記載が見当たりません。

口コミには、こういう声がありました。

庫内が想像以上に小さい、IHタイプではこのサイズが最大容量?5人家族でカレーの、量が足りない。

4Lと書かれた製品に付いた声です。実際に使えるのは2.6Lなので、5人分には届きません。

置き場所と、コンセントも先に決めておきます

電気圧力鍋は、炊飯器より大きいものがあります。

商品 幅 重さ
アイリスオーヤマ 33.4cm 4.5kg
ティファール 26cm 4.18kg
シロカ 24cm 3.5kg

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いちばん大きいアイリスと、いちばん小さいシロカでは幅が9.4cm違います。

消費電力にも差がありました。アイリスは1000Wで、ほかの2つは700Wです。

電子レンジや炊飯器と同じ口から取ると、ブレーカーが落ちることがあります。

基準2 加圧時間+30分で考える

今回いちばん驚いたのが、ここでした。

レシピの「加圧10分」は、10分でできるという意味ではありません。

電気圧力鍋の調理は、3つの時間の足し算になります。

順番 何をしている時間か
1. 予熱 圧力がかかるまで温める
2. 加圧 レシピに書いてある時間
3. 減圧 蒸気が抜けて、ふたが開くまで

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レシピに出ているのは、まん中の加圧だけです。

減圧にかかる時間は、シロカが公式に出していました。

圧力表示ピンが下がるまでの目安の時間は5分から50分です。

減圧だけで、最大50分。予熱も足すと、加圧10分のレシピでも1時間近くかかることがあります。

口コミのほうが、もっとはっきりしていました。

圧力調理する場合、最短でも45分以上必ずかかります。

20分と設定しても圧がかかるまで?タイマーが進まず30分くらいかかります。初回に時間がかかりすぎてびびりました。

後者は、予熱の話です。20分と設定しても、タイマーが動き出すまでに30分かかったということになります。

ここで効いてくるのが減圧のやり方です。

シロカの比較表を見ると、上位の機種は自動減圧が「〇」で、今回選んだ機種は「−」でした。

「自動減圧」がわざわざ売り文句になるということは、そうでない機種は減圧を待つ、ということでもあります。

ティファールには、別のやり方がありました。

イチオシの機能は蒸気排出ボタン。ノズルから離れたところで操作できるので蒸気に触れてやけどをする心配がなく大変気に入っています。

ボタンで蒸気を抜いて、減圧を早めるという作りです。手で弁を回すタイプより安全だ、という声でした。

基準3 「何人用」では選ばない

人数の表記も見ていきます。

商品 人数の表記 満水容量
ティファール 2〜4人用 3L
アイリスオーヤマ 3〜4人用 4.0L
シロカ 1〜3人用 2.4L

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どちらも「4人」まで入っているのに、容量は1L違います。

そして「3〜4人用」と書かれたアイリスに、5人家族で足りなかったという声が付いていました。

「何人用」に共通の基準はない、ということです。ここは土鍋とまったく同じ形でした。

3つの比較表

項目 アイリス
オーヤマ
ティファール シロカ
商品名の容量 4L 3L 満水容量
2.4L
調理容量 2.6L 公表なし 1.68L
人数の表記 3〜4人用 2〜4人用 1〜3人用
最高圧力 70kPa 70kPa 70kPa
消費電力 1000W 700W 700W
幅 33.4cm 26cm 24cm
重さ 4.5kg 4.18kg 3.5kg
自動減圧 記載なし 蒸気排出
ボタン
なし
自動メニュー 90 1台12役 20
価格 15,810円 15,800円 12,929円
評価 ★4.3
7,760件
★4.4
570件
★4.2
51件

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3つそれぞれの話

アイリスオーヤマ PMPC-MA4-B 15,810円。いちばん大きく、メニューも多い

評価は★4.3で7,760件。3つでとびぬけて多いところです。

満水4.0L・調理容量2.6Lで、今回の3つではいちばん入ります。自動メニューも90種と多めです。

けっこう使いやすく、レシピ本が付いていたのですすぐに使えて良かったです。

音の静かさをあげる声もありました。

静かでほとんど音しませんホントに動いてるの?くらいそれでもきっちり料理は完成してます

圧力調理以外の使い方も出ていました。

鶏むね肉の塩こうじ漬けを低温調理しました。内窯に直に触れないように適当なお皿を敷いてジップロックに1キロ分入れて、70度で90分加熱しました。スライスしたらとてもきれいな桜色になっていて、しっとりしてとてもおいしかったです。

一方で、幅33.4cm・重さ4.5kg・1000Wと、置き場所と電気の面ではいちばん重い1台になります。

向いている人:3〜4人分をまとめて作りたい人。メニューを選ぶだけで済ませたい人。

向いていない人:置き場所が限られている人。コンセントの空きが少ない人。


ティファール ラクラ・クッカー コンパクト 15,800円。蒸気をボタンで抜ける

評価は★4.4で570件。3つでいちばん高いところです。

この記事の基準2に効くのが、先ほどの蒸気排出ボタンでした。減圧を待つのではなく、ボタンで抜けます。

炊飯や発酵も試した声がありました。

早速米を炊いてみました。買って大正解と思える出来栄えでした。続けて、圧力調理、ヨーグルト発酵も試しました。どちらも素晴らしい出来栄えです。

ただし、調理容量の公表が見当たりません。「容量3L」だけです。

量についての声は、こうでした。

鍋より小さいので、作り置きとかで量を作りたい人には不向きです。

予約にも条件がありました。

予約タイマーの設定は1時間未満は設定できない(1時間00分から10分刻みで設定可能)

30分後に、という使い方はできないということになります。

向いている人:減圧を待ちたくない人。炊飯や発酵にも使いたい人。

向いていない人:作り置きでたくさん作りたい人。調理容量を数字で確かめたい人。


シロカ おうちシェフ SP-2DF231 12,929円。容量を正直に書いている

3つでいちばん安く、幅24cm・3.5kgといちばん小さい1台です。

この記事でシロカを選んだのは、容量の書き方でした。

商品名に「満水容量2.4L」と入れて、調理容量1.68Lも併記しています。3社で、ここまで書いているのはシロカだけでした。

あらゆる煮込み料理のクオリティが上がって、しかも簡単。ぶり大根の大根もめちゃくちゃ軟らかく、味が染み込んで、完全にお店のクオリティです。

材料を入れて、メニューを選んで、スタートボタンを押せば、あとは出来上がりを待つだけなので、とても楽です。

ただし自動減圧はありません。比較表では、上位機が「〇」でこの機種は「−」でした。

オートメニューも20種で、アイリスの90種とは開きがあります。

向いている人:1〜2人分で足りる人。置き場所が狭い人。数字をはっきり出す製品を選びたい人。

向いていない人:4人分を作りたい人。減圧を待ちたくない人。


口コミで多かった不満と、その対処

1. 思ったより時間がかかる(3つとも出ました)

いちばん多かったのが、これでした。3つのどれにも付いています。

白ごはんが自動メニューで炊くと圧力調理でない 時間も1時間以上かかる

いろいろ作れる。けど、意外と時間かかる。

先に挙げた「最短でも45分以上」「20分設定でタイマーが動くまで30分」も、同じところです。

対処:加圧時間に30分を足した数字を、その料理の所要時間と考えます。

夕食に間に合わせたいなら、予約機能を使います。

ただしティファールのように、1時間未満は予約できない製品もあります。

2. 量が入らない(3つとも出ました)

これも3つに共通していました。

庫内が想像以上に小さい、IHタイプではこのサイズが最大容量?5人家族でカレーの、量が足りない。

鍋より小さいので、作り置きとかで量を作りたい人には不向きです。

対処:買う前に調理容量を探す。見つからなければ、満水容量の7割で考えます。

いま使っている鍋に水を入れて量ってみると、必要な量が分かります。

「何人用」の表記は、あてにしないでください。

3. 「ほったらかし」でも、そばを離れにくいことがある

これは予想していませんでした。

加圧中にエラーが出やすいのが玉に傷。時間設定調理とかもできますが、エラーで中断されるおそれがあるから調理中は家からは出られません。

電気圧力鍋の売りは「ほったらかし調理」です。その売り文句と、この声は食い違っています。

ふたが正しく閉まっていないと動かない、という安全の作りがどの製品にもあります。

そのぶん、閉め方が甘いと途中で止まることになります。

対処:最初の何回かは、そばにいて様子を見る。

ふたとパッキンの付け方が手に入ってから、外出する使い方に移ります。

もうひとつ、ふたの扱いにくさも出ていました。

内蓋がなかなか外れない。コツがあるのかもしれないけれど、自分の力では本当に外れない

状況別のおすすめ

こういう場合 選ぶもの
3〜4人分を作りたい アイリスオーヤマ
(調理2.6L)
1〜2人分で足りる シロカ
(調理1.68L)
減圧を待ちたくない ティファール
(蒸気排出ボタン)
置き場所が狭い シロカ
(幅24cm)
コンセントに余裕がない ティファール・シロカ
(700W)
メニューを選ぶだけにしたい アイリスオーヤマ
(90種)
5人以上のご家族 3つとも足りません
(5L級へ)

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買ったあと、最初にやること

3つあります。どれも、献立に組み込む前に済ませておくものです。

1. 水を入れて、調理容量の線を見る。内なべに「MAX」などの線が引かれています。

そこまで水を入れて、何リットル入るかを量ります。これが実際に使える量です。

2. かんたんな料理で1回、時計を見ながら作る。予熱・加圧・減圧がそれぞれ何分かかるかを測ります。

この合計が、その製品の本当の所要時間になります。

3. ふたとパッキンの付け外しを覚える。ここが甘いと、途中で止まることがあります。

外出中に使うのは、慣れてからにしてください。

結論:「4L」ではなく、調理容量と所要時間で選ぶ

電気圧力鍋でいちばん誤解しやすいのは、「4L」という表示だと思います。

これは満水容量で、調理に使えるのは6〜7割です。4Lの製品で2.6L、2.4Lの製品で1.68Lでした。

そして書き方も3社で違います。商品名に「満水容量」と入れているところもあれば、調理容量を出していないところもありました。

もうひとつ、「時短」の時間にも条件がありました。レシピの数字は加圧だけで、予熱と減圧は入っていません。

口コミには「最短でも45分以上」「20分設定でタイマーが動くまで30分」という声が並んでいました。

一言にすると、調理容量で選んで、加圧時間に30分を足す。この2つで決まります。

迷うなら、アイリスオーヤマの4Lから見てみてください。

調理容量2.6Lと、3つでいちばん入ります。自動メニュー90種でレシピブックも付くので、最初の1台にしやすいところです。

評価件数も7,760件と群をぬいて多く、使っている人の話が探しやすいのも利点です。


置き場所が狭いならシロカ、減圧を待ちたくないならティファールで足ります。

条件は上の「状況別のおすすめ」に書きました。

「何人用」に共通の基準がない、という点では土鍋も同じでした。同じ2,200mlで「2-3人用」と「3〜4人用」に分かれています。

満水容量と実際に入る量が違う、という点では耐熱ガラス保存容器も同じ形です。「520ml」の実容量は360mlでした。

※記載の価格・仕様は記事作成時点のもので、変更されることがあります。購入前に販売ページの最新の表示をご確認ください。

この記事を書いた人
tora

「Cozy雑貨」を運営しているtoraです。

暮らしの中で使う道具を、選ぶときの基準がはっきりするように整理して紹介しています。

選ぶ基準を先に3つ決める、仕様はメーカーの公式サイトで確かめる、低い評価の口コミから共通する不満を拾う。この順番を毎回守っています。

すべてを購入して試しているわけではありません。そこは記事の中で正直に書いています。

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