スーツケースの「機内持ち込み可」は100席以上の話|広げると持ち込めない容量と3つを比較

スーツケースの「機内持ち込み可」は100席以上の話|広げると持ち込めない容量と3つを比較 生活雑貨
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2泊3日の旅行に行くので、機内に持ち込めるスーツケースを買おうと思います。

売り場に並んでいるのは「機内持ち込み可」「33/42L」といった表示です。持ち込めて、しかも42Lも入るなら十分だ、と思って手に取ります。

ところが42Lは、奥行きを広げたときの容量でした。広げると、機内には持ち込めません。

今回は拡張機能付きのSサイズを3つ、航空会社とメーカーの説明で調べました。

調べていくと、「機内持ち込み可」は大きい飛行機での話で、格安航空会社には重さの決まりもあることが分かりました。

この記事が向いていない人

先に3つ挙げます。当てはまる方は、別の記事のほうが早いと思います。

100席未満の小型機に乗る方。今回の3つは高さ55cmで、小型機の決まり(45cm)を超えます。

1週間以上の旅行の方。Sサイズは1〜3泊向けで、預けるサイズのほうが向いています。

帰りもお土産ごと機内に持ち込みたい方。広げると持ち込めないので、広げない前提で入る量を考えることになります。

選ぶときに見る3つの基準

基準1 「機内持ち込み可」は、100席以上の飛行機での話

まず、決まりから見ておきます。JALの国内線では、飛行機の座席数で決まりが2つに分かれていました。

座席数 サイズ 3辺合計 重さ
100席以上 55×40×25cm以内 115cm以内 合計10kg以内
100席未満 45×35×20cm以内 100cm以内 合計10kg以内

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今回の3つは、どれも高さ55cmです。100席以上なら持ち込めますが、100席未満の小型機には持ち込めません。

JALは、乗り継ぎについてもこう書いていました。

100席以上の飛行機から100席未満の飛行機へ乗り継ぎのお客さまは、全ての区間で100席未満の小型機の規定を適用ください。

離島や地方への路線では、小型機が使われることがあります。乗る便の飛行機の大きさを、予約のときに確かめてください。

エースは、商品の説明にはっきり書いていました。

国内線・国際線100席以上の航空機に対応。

寸法に、キャスターまで入っているか

サイズの測り方にも決まりがあります。JALの説明です。

ハンドルやキャスター、車輪などもサイズに含みます。

商品の寸法がキャスター込みかどうかは、製品で書き方が分かれていました。

エースは「※キャスター・ハンドルを含む外寸表記です。」と書いています。

アメリカンツーリスターとNew Tripは、その記載が見当たりませんでした。

New Tripは3辺の合計が114cmで、115cmまで1cmしか余裕がありません。

届いたら、キャスターの下から取っ手の上までを、メジャーで測っておくと安心です。

基準2 容量の大きいほうの数字は、広げたとき

今回いちばん驚いたのが、ここでした。

3つとも、容量を2つ書いています。

商品 ふだん 広げたとき
エース 34L 39L
アメリカンツーリスター 33L 42L
New Trip 40L 49L

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大きいほうの数字は、マチ(奥行き)を広げたときのものです。そして広げると、機内持ち込みのサイズを超えます。

アメリカンツーリスターは、こう書いていました。

機内持ち込みOK(3辺合計115cm)※拡張時は3辺合計120cm:持ち込み不可。無料預入受託サイズ(3辺合計158cm未満)

New Tripも同じです。

※拡張時は機内持ち込みサイズを超えるため、受託手荷物としてお預けください。

エースは、持ち込めるかどうかまでは書いていません。ただ、広げると奥行きが29cmになり、JALの25cmを超えます。

New TripのAmazonの仕様欄は「容量 49L」になっていますが、商品名は「40L」です。49Lは広げたときの数字でした。

口コミには、帰りに荷物が増えたという声もありました。

沢山のお土産や、冬場の衣類などで荷物が増えましたがこのキャリーケースを選んで正解、軽くて使いやすく良い商品でした

広げて帰るなら、帰りの便では預けることになります。機内に持ち込むつもりなら、小さいほうの容量で考えてください。

基準3 格安航空会社は合計7kg。本体を引くと中身は約4kg

重さの決まりは、航空会社でちがいました。JALの国内線は、身の回り品と手荷物を合わせて10kg以内です。

格安航空会社のPeachは、1人あたり合計7kgまでです。身の回りの品を含めて2個までで、注記にはこうありました。

*キャスター・ハンドル・ポケット等の長さも含む

・お客様の手荷物のサイズ/個数/重さを、係員が実測にて確認することがあります。

スーツケースそのものの重さを引くと、中に入れられる重さはこうなります。

商品 本体の重さ 7kgから引くと 10kgから引くと
エース 3.2kg 3.8kg 6.8kg
アメリカンツーリスター 2.8kg 4.2kg 7.2kg
New Trip 3kg 4kg 7kg

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しかもPeachの7kgは、ハンドバッグなど身の回りの品も合わせた重さです。

格安航空会社に乗るなら、本体の軽さを先に見て、出発前に荷物を量ることになります。

3つの比較表

項目 エース
クレスタ
アメリカン
ツーリスター
キュリオ
New Trip
0201 S
寸法(ふだん) 55×35×25cm 55×35×25cm 55×36×23cm
キャスター込みの記載 あり 見当たらず 見当たらず
100席以上 対応と明記 3辺合計115cm 機内持込〇
容量 34L/39L 33L/42L 40L/49L
広げたとき 奥行29cm 持ち込み不可と明記 預けるよう明記
本体の重さ 3.2kg 2.8kg 3kg
価格 19,800円 19,900円 8,890円
評価 ★4.3
943件
★4.6
292件
★4.3
6,478件

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寸法は高さ×幅×奥行きです。アメリカンツーリスターの価格は、参考価格29,700円からの割引価格でした。

3つそれぞれの話

エース クレスタ 19,800円。寸法の条件をいちばんはっきり書いている

国内のかばんメーカー、エースのスーツケースです。

この記事でエースを選んだのは、「キャスター・ハンドルを含む外寸」と「100席以上の航空機に対応」を、どちらも書いているところでした。

車輪もスムーズで本体も軽く、仕切りやポケットが沢山あり使いやすい。

サイズも柄も希望通りで大変良い買い物でした。耐久性はエースなので信頼してます。希望を言うなら、内装の小分けスペースがもう1箇所あればベストです。

一方で、本体は3.2kgと、3つでいちばん重い1台です。機内に持ち込む人ならではの声もありました。

横に持ち手が無いので、不便です。飛行機の機内持ち込みなど、荷棚に上げる際持つところが無くて苦労しました。

向いている人:大手の国内線に乗る人。寸法の条件をはっきり確かめて買いたい人。

向いていない人:格安航空会社によく乗る人(7kgから引くと3.8kg)。


アメリカンツーリスター キュリオ 19,900円。いちばん軽く、広げたときの扱いも明記

評価は★4.6で、3つでいちばん高い1台です。本体は2.8kgと、3つでいちばん軽くなっています。

「拡張時は3辺合計120cm:持ち込み不可」と、広げたときの寸法まで書いているのもここでした。

使いやすくて軽いです!フロント部分だけあけて使えるのでつかいやすいです!

開けやすくて使いやすいです。最高に便利。軽いし、色も目立ってお気に入りです。友達にも勧めてます。

ただし、今の19,900円は参考価格29,700円からの割引価格です。作りについては、こういう声もありました。

値段の割に素材が本当によくないと思います。

向いている人:格安航空会社によく乗る人(7kgから引くと4.2kg)。中身を出し入れしやすいほうがいい人。

向いていない人:割引が終わったあとの価格で買う人。寸法がキャスター込みかを確かめてから買いたい人。


New Trip 0201 Sサイズ 8,890円。いちばん安く、評価件数も多い

ほかの2つの半分以下の値段で、評価件数は6,478件と3つでとびぬけて多い1台です。

「拡張時は機内持ち込みサイズを超える」と、公式の説明に書いてあります。

ゴロゴロが静かです。以前使っていたスーツケースより少し大きいけれど軽いです。持ち手もしっかりしてます。

タイヤもスムーズで軽く機内持ち込みもバッチリ!!デザインも思い通りでした。

一方で、作りは値段なりという声が並んでいました。

1回目の使用から取っ手の出し入れが非常に硬くて使用できない。あり得ない低品質。

向いている人:年に数回の旅行で、予算を抑えたい人。

向いていない人:長く使える丈夫さを求める人。3辺合計の余裕がほしい人(114cm)。


口コミで多かった不満と、その対処

1. 取っ手・持ち手が使いにくい

いちばん目立ったのが、これでした。

取っ手が収納しづらい時がある

New Tripにも「取っ手の出し入れが非常に硬くて」という声がありました。エースの「荷棚に上げる際持つところが無くて」も、持ち手の話です。

機内に持ち込むなら、座席の上の棚に自分で持ち上げることになります。

対処:届いたら、取っ手の出し入れを何度か試す。硬ければ、返品できる期間のうちに販売元に問い合わせます。

棚に上げるときに持つ場所(上の持ち手、横の持ち手)も、写真で確かめておきます。

2. 作りは値段なり

これは、アメリカンツーリスターとNew Tripに出ていました。

商品は価格相応。実物はチープな感じ。中の下の商品。

安くて買えたが、直ぐにキャスターの軋みが発生した。

対処:使う回数で選ぶ。年に1〜2回なら値段を優先し、出張などで何度も使うなら、評価と保証を優先します。

3. 音と、ロックの位置

細かいところですが、使っていると気になるという声でした。

静音タイプを使っていた方はガラガラ音が大きいので注意が必要です。

機内持ち込みできるサイズのため、頻繁に物を出し入れしますが、ロックをかける際にいちいちしゃがみ込む必要があるのが少し気になってきました。

対処:夜や朝早くに住宅街を歩くなら、キャスターの静かさを口コミで確かめます。ロックの位置は、商品写真で見られます。

状況別のおすすめ

こういう場合 選ぶもの
大手の国内線に乗る エース
(キャスター込みの寸法)
格安航空会社に乗る アメリカンツーリスター
(本体2.8kg)
予算を抑えたい New Trip
(8,890円)
中身をよく出し入れする アメリカンツーリスター
(前だけ開く)
小型機(100席未満) 3つとも持ち込めない
(45cm以下のものへ)
帰りに広げたい 帰りは預ける前提で

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買う前と、出発前にやること

3つあります。1は買う前、2と3は出発前に済ませておくものです。

1. 乗る便の飛行機の大きさと、航空会社の重さの決まりを見る。100席未満か、格安航空会社かで、選ぶものが変わります。

2. キャスターの下から取っ手の上まで測る。3辺の合計が115cm以内かを、自分のメジャーで確かめます。

3. 荷物を詰めたら、体重計で量る。スーツケースを持って量った重さから、自分の体重を引けば分かります。

結論:「機内持ち込み可」の条件と、本体の重さで選ぶ

スーツケースでいちばん誤解しやすいのは、「機内持ち込み可」と、大きいほうの容量だと思います。

「機内持ち込み可」は100席以上の飛行機での話で、小型機には3つとも持ち込めません。

そして容量の大きいほうの数字は、広げたときでした。広げると、機内には持ち込めません。

格安航空会社なら、身の回り品と合わせて7kgです。本体の重さを引くと、中身は約4kgでした。

一言にすると、乗る便の決まりを先に見て、小さいほうの容量と本体の重さで選ぶ。この2つで決まります。

迷うなら、エース クレスタから見てみてください。

寸法がキャスター込みであることと、100席以上の航空機に対応することを、どちらも書いているのは3つでここだけでした。

大手の国内線に乗るなら、いちばん迷わずにすみます。


格安航空会社によく乗るならアメリカンツーリスター、予算を抑えるならNew Tripで足ります。

条件は上の「状況別のおすすめ」に書きました。

飛行機に持ち込む物に決まりがある、という点ではモバイルバッテリーも同じでした。機内に持ち込めるのは、2個までです。

寸法が外側か中かで話が変わる、という点では衣装ケースも同じ形です。「高さ23cm」は外側の寸法でした。

※記載の価格・仕様は記事作成時点のもので、変更されることがあります。購入前に販売ページの最新の表示をご確認ください。

この記事を書いた人
tora

「Cozy雑貨」を運営しているtoraです。

暮らしの中で使う道具を、選ぶときの基準がはっきりするように整理して紹介しています。

選ぶ基準を先に3つ決める、仕様はメーカーの公式サイトで確かめる、低い評価の口コミから共通する不満を拾う。この順番を毎回守っています。

すべてを購入して試しているわけではありません。そこは記事の中で正直に書いています。

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