ハンガーラックの「耐荷重15kg」は冬物5着ぶん|均等に掛けたときの数字、3つを比較

ハンガーラックの「耐荷重15kg」は冬物5着ぶん|均等に掛けたときの数字、3つを比較 収納・インテリア
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衣替えの季節になり、冬物のコートを掛けておくハンガーラックを買おうと思います。

売り場では「耐荷重15kg」「シャツ約20着」といった数字が並んでいます。20着も掛けられるなら、冬物にも足りそうです。

ところがその着数は、シャツで数えたものでした。メーカーの数え方で冬物にすると、耐荷重15kgで約5着です。

今回はハンガーラックを3つ、メーカーの説明と公式の仕様欄で調べました。

調べていくと、耐荷重は「均等に掛けたとき」の数字だということも分かりました。

この記事が向いていない人

先に3つ挙げます。当てはまる方は、別の記事のほうが早いと思います。

冬物のコートを10着以上掛けたい方。今回の耐荷重15〜25kgでは足りず、業務用の耐荷重の大きいものが向いています。

室内干しの物干しとして使いたい方。今回の3つは、乾いた衣類を掛ける前提で選びました。

棚やカバー付きがほしい方。今回は、パイプが1本のシンプルなものです。

選ぶときに見る3つの基準

基準1 「シャツ20着」は、冬物なら3分の1

ドウシシャは、着数の数え方まで書いていました。

収納目安:夏物(シャツ・ブラウス・Tシャツ類)約15着(1着約2.5cm 1kg換算)、冬物(約5着/1着約5cm 3kg換算)

夏物は1着1kg、冬物は1着3kgで数えています。耐荷重15kgは、冬物なら約5着ということです。

山善は、同じ約15kgで「シャツ約20着」と書いています。アイリスオーヤマは、約25kgで「シャツなら最大約25着」でした。

全体耐荷重:約15kg

収納目安シャツ枚数:約20着

どちらもシャツで数えた着数で、冬物の着数は書かれていませんでした。

ドウシシャの換算で冬物を数えると、15kgで約5着、25kgで約8着です。冬物を掛けるなら、シャツの着数の3分の1くらいで考えておくと安心です。

基準2 耐荷重は「均等に掛けたとき」の数字

ドウシシャの公式店の仕様欄には、耐荷重にこういう但し書きが付いていました。

*耐荷重は均等荷重をかけた場合の測定値であり、保証値ではありません。

アイリスオーヤマも、同じように書いています。

※耐荷重は測定値であり、保証値ではありません。

パイプ全体にまんべんなく掛けたときに測った数字で、その重さまで持つと約束した数字ではない、ということです。

口コミには、片寄ると傾くという声がありました。

縦の荷重には何とか良いのですが、少し偏った過重になると斜めに傾きます。根元部は、どうしてもふらつく構造になっています。

重いコートを片側にまとめると、耐荷重より軽くても傾くことがあります。重いものは、パイプ全体に分けて掛けるのが基本です。

基準3 横に伸ばしても、耐荷重は増えない

アイリスオーヤマのPI-1800Mは、幅を80〜130cmまで横に伸ばせます。

ハンガーパイプが幅方向に80~130cmまで伸縮することができるので、収納力抜群の衣類ハンガーです。シャツなら最大約25着掛けることができます。

ところが耐荷重は、伸ばしても伸ばさなくても同じでした。

●耐荷重:ハンガーパイプ1本あたり約25kg

幅を1.6倍に広げても、掛けられる重さは約25kgのままです。広げたぶん冬物を詰めると、幅より先に重さの上限に届きます。

幅を広げたら、何着入るかより、何kgになるかで考えます。

3つの比較表

項目 ドウシシャ
NGHS-81BK
山善
MKS-S
アイリス
PI-1800M
耐荷重 15kg 約15kg 約25kg
収納目安 夏物 約15着
冬物 約5着
シャツ 約20着 シャツ 最大約25着
数え方 夏1kg・冬3kg 記載なし 記載なし
但し書き 均等荷重の
測定値
記載なし 測定値
幅 81cm 75cm 80〜130cm
高さ 90〜156cm 89〜152cm 98〜156cm
本体重量 約1.7kg 2kg 約4.2kg
価格 1,795円 2,000円 4,222円
評価 ★3.9
8,228件
★4.1
2,675件
★4.1
2,418件

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3つとも、キャスター付きで高さを変えられます。

3つそれぞれの話

ドウシシャ NGHS-81BK 1,795円。いちばん安く、数え方まで書いている

評価件数が8,228件と、3つでいちばん多いハンガーラックです。冬物の着数と、その数え方を書いていたのはここだけでした。

組み立てには全く力は要りません。組み立て時間もあっという間でした。また、大きさも強度も価格も申し分ないです。

組み立ても簡単で、値段も含めて大満足です。押入れで使用しています。白色で見た目もいいです。

一方で、本体が約1.7kgと軽いぶん、重いものに弱いという声がありました。

軽くて移動しやすいのですが、軽すぎて下の支えの部分が歪む事があります。

ただ重いものをかけすぎると、コロの動きが悪くなります。

向いている人:安く、組み立てやすいものがほしい人。シャツや軽い上着が中心の人。

向いていない人:重い冬物を何着も掛けたい人。


山善 MKS-S 2,000円。小さめで、場所を取らない

幅75cmと、3つでいちばん小さいハンガーラックです。工具を使わずに組み立てられます。

部屋の場所を取らないコンパクトなサイズ感とお手頃な価格で、とても使い勝手が良いです。オールブラックのシンプルなデザインも部屋になじんで気に入っています。

造りがしっかりしていて、安定感あり、何の問題もありません。

一方で、たくさん掛けると傾くという声がありました。パイプのつなぎ目に負担がかかるようです。

衣装を掛けるパイプと支柱のパイプの継ぎ手がプラスチックなので壊れやすい。衣装をたくさん掛けると斜めに傾いて継ぎ手に負荷がかかり割れる

向いている人:部屋が狭く、小さめのものがほしい人。掛ける服が少なめの人。

向いていない人:服をぎっしり掛けたい人。重いコートを片側にまとめたい人。


アイリスオーヤマ PI-1800M 4,222円。耐荷重が大きく、横に伸ばせる

耐荷重は約25kgと、3つでいちばん大きいハンガーラックです。幅を80〜130cmまで広げられるのもここだけでした。

この手のものはグラグラしやすいものが多いが、これはしっかりしてて使いやすい。

左右のサイズがフレキシブルタイプを探していたので、満足してます。パイプも太めで、しっかりした感じです。

一方で、組み立ての説明が分かりにくいという声が重なっていました。

難しいの一言。パイプに番号を入れるとか配慮が、ほしいです。あと、組み立て説明も分かりにくい。

キャスターの取り付け部分が弱く、すぐ傾いたという声もありました。

向いている人:冬物も掛けたい人。置く場所に合わせて幅を変えたい人。

向いていない人:説明書を見ながらの組み立てが苦手な人。


口コミで多かった不満と、その対処

1. 高さが勝手に下がってくる

いちばん多かったのが、これでした。ドウシシャと山善に出ています。

少し重めのジャケットなどを掛けると、ストッパーが一番下まで下がってしまう。

耐久性はいいですが、掛ける量が多すぎるとやや高さが低くなることがあります。

高さを変えられるパイプは、止め具で押さえて固定しています。重さがかかると、少しずつ下がることがあります。

対処:服を掛ける前に、止め具をしっかり締め直す。重い冬物が多いなら、高さは低めにしておくと下がっても困りません。

2. 傾く、つなぎ目が割れる

山善とアイリスオーヤマに出ていました。山善は、偏ると傾く、つなぎ目が割れるという声です。

アイリスオーヤマは、キャスターの取り付け部分が弱いという声でした。

キャスターの取付部の強度が無いので、すぐに傾いた。

対処:重い服をパイプ全体に分けて掛ける。ドウシシャの但し書きにあるとおり、耐荷重は均等に掛けたときの数字です。

3. 組み立ての説明が分かりにくい

アイリスオーヤマに出ていました。説明が箱に印刷されていて、どの部品か分かりにくいという声です。

箱に説明書が書かれていますがどの部品が該当するのかとてもわかりにくいです。

対処:箱を捨てる前に、部品を並べて説明の絵と見比べる。ドウシシャは、組み立てが簡単だという声が多く出ていました。

状況別のおすすめ

こういう場合 選ぶもの
冬物も掛けたい アイリス
(約25kg)
幅を変えたい アイリス
(80〜130cm)
安く買いたい ドウシシャ
(1,795円)
組み立てを楽にしたい ドウシシャ
(口コミで好評)
狭い部屋に置きたい 山善
(幅75cm)
コートを10着以上 業務用を探す

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買う前と、使い始めてからやること

3つあります。1は買う前、2と3は使い始めてからのことです。

1. 掛けたい冬物の数を数える。ドウシシャの換算なら、15kgで約5着、25kgで約8着です。

2. 重いものは、パイプ全体に分けて掛ける。片側にまとめると、耐荷重より軽くても傾きます。

3. ときどき、高さの止め具を締め直す。重さで少しずつ下がることがあります。

結論:冬物は着数を3分の1で考え、均等に掛ける

ハンガーラックでいちばん見落としやすいのは、「シャツ◯着」が冬物の着数ではないことだと思います。

ドウシシャの換算では、耐荷重15kgで掛けられる冬物は約5着でした。

そして耐荷重は、均等に掛けたときに測った数字で、保証値ではありません。重いものを片寄せると、数字より手前で傾きます。

一言にすると、冬物は3分の1、重さは均等に。この2つで決まります。

迷うなら、アイリスオーヤマ PI-1800Mから見てみてください。

耐荷重が約25kgと3つでいちばん大きく、冬物なら約8着の計算です。しっかりしていてぐらつかない、という声もありました。


安さと組み立てやすさならドウシシャ、小ささなら山善で足ります。

条件は上の「状況別のおすすめ」に書きました。

耐荷重と幅の関係、という点では突っ張り棒も同じ形でした。こちらは伸ばすと耐荷重が3分の1になる話です。

衣替えの収納、という点では衣装ケースの記事も参考になります。「高さ23cm」は外側の寸法でした。

※記載の価格・仕様は記事作成時点のもので、変更されることがあります。購入前に販売ページの最新の表示をご確認ください。

この記事を書いた人
tora

「Cozy雑貨」を運営しているtoraです。

暮らしの中で使う道具を、選ぶときの基準がはっきりするように整理して紹介しています。

選ぶ基準を先に3つ決める、仕様はメーカーの公式サイトで確かめる、低い評価の口コミから共通する不満を拾う。この順番を毎回守っています。

すべてを購入して試しているわけではありません。そこは記事の中で正直に書いています。

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