衣装ケースの「高さ23cm」は外側の寸法|中は5cm低く、入る量は約6割。3つを比較

衣装ケースの「高さ23cm」は外側の寸法|中は5cm低く、入る量は約6割。3つを比較 収納・インテリア
記事内に広告が含まれています。

衣替えの季節なので、クローゼットに入れる衣装ケースを買い足そうと思います。

売り場に並んでいるのは「幅39×奥行53×高さ23cm」といった寸法です。この大きさなら服がたっぷり入りそうだ、と思って手に取ります。

ところがこの寸法は外側の大きさで、引き出しの中は高さが18cmでした。外側より5cm低くなっています。

今回は引き出し式の衣装ケースを3つ、メーカーの説明で調べました。

中の寸法で計算し直すと、3つとも、服が入る量は外側の大きさの約6割でした。

この記事が向いていない人

先に3つ挙げます。当てはまる方は、別の記事のほうが早いと思います。

押し入れに入れる方。押し入れ用は奥行74cm前後の別サイズで、今回はクローゼットやラック向けの3つです。

重いものを詰めたい方。引き出し1段に入れていい重さは少ないもので約3.6kgで、本棚やスチールの棚のほうが向いています。

3段より高く積みたい方。天馬とアイリスオーヤマは積み重ねを3段までとしていて、チェスト(タンス)型のほうが向いています。

選ぶときに見る3つの基準

基準1 商品名の寸法は外側。中の寸法を探す

3つとも、商品名に大きく出ているのは外側の寸法でした。引き出しの中の寸法は、説明の中に書かれています。

商品 外側(商品名) 引き出しの中 高さの差
天馬 39×53×23cm 33.7×48.4×18cm 5cm
アイリスオーヤマ 39×50×29.7cm 32.7×45×24.4cm 5.3cm
like-it 34×46.5×21.5cm 30×43.5×16cm 5.5cm

横にスクロールできます

数字は幅×奥行×高さです。3つとも、中の高さは外側より約5cm低くなっていました。

枠の厚みや、引き出しを載せるレール、上の段とのすき間のぶんです。

中の寸法で容積を計算すると、天馬は約29.4L、アイリスオーヤマは約35.9L、like-itは約20.9Lになります。

3つとも、外側の寸法で計算した量の約6割です。

口コミにも、高さの話がありました。

洗剤入れようとしたら、高さが低すぎて全然ダメでした。

like-itの中の高さは16cmです。入れたいものの高さを測ってから、中の高さと比べてください。

1個あたり・容積あたりの値段

アイリスオーヤマは3個セットなので、1個あたりに直して比べておきます。

商品 1個あたり 中の容積1Lあたり
天馬 2,882円 約98円
アイリスオーヤマ 約2,424円 約68円
like-it 2,273円 約109円

横にスクロールできます

中の容積あたりでは、深さのあるアイリスオーヤマがいちばん安くなります。

基準2 奥行は「置く場所」と「中」の2つで見る

3つの外側の奥行は、53cm・50cm・46.5cmとばらばらでした。想定している置き場所がちがうためです。

天馬は、商品名に「クローゼット」と入れた奥行53cmです。アイリスオーヤマは、こう説明していました。

奥行が約50cmなので、クローゼットにちょうど良く収まるサイズ。ハンガーパイプ下などのデットスペースを有効活用できる。

like-itは、奥行46cmの棚に合わせた作りです。

奥行き46cmタイプのメタルラックにもピッタリな収納ケースです。

ここで気づいたことがあります。アイリスオーヤマの説明には、こういう一文も並んでいました。

奥行約45cmでコンパクト

45cmは、中の奥行(内寸)の数字です。同じページの中で、外側と中の数字が混ざって書かれています。

置けるかどうかを決めるのは、外側の奥行です。置く場所を測るときは、扉や枠の出っ張りも含めてください。

口コミには、置き場所にぴったり合ったという声もありました。

洗濯機と洗面台の隙間にぴったりフィット!ごちゃごちゃしていたヘアアイロンやドライヤー、洗濯ネットなどをしまうことができて重宝しています。

基準3 引き出しに入れていい重さを見る

引き出し1段に入れていい重さが、製品で大きくちがいました。

商品 引き出しの耐荷重
天馬 約3.6kg
like-it 10.0kg
アイリスオーヤマ 記載が見当たらず

横にスクロールできます

天馬とlike-itで、約2.8倍の差です。like-itは、天板や最下段の重さまで書いていました。

耐荷重:10.0kg/引出し 2.5kg/天板 30kg/最下段耐荷重

重ね方にも条件があります。天馬の説明です。

※1段積み重ねるごとに、1cm低くなります。(2段重ねると、2cm、3段重ねると3cm低くなります。)

天馬もアイリスオーヤマも、積み重ねは3段までとされていました。

アイリスオーヤマの低い評価は、3件とも作りの薄さの話でした。

とにかくプラスチックの質が悪くてビックリ!!安っぽくそれなりの商品でした。引き出しの開け閉めもスムーズでなく引っかかる感じで、重たいものを入れるのには適さない。

重いものを入れるなら、耐荷重が書かれている製品を選ぶと安心です。

3つの比較表

項目 天馬
フィッツケース
アイリスオーヤマ
BC-LD
like-it
ワイドM
外側の寸法 39×53×23cm 39×50×29.7cm 34×46.5×21.5cm
中の寸法 33.7×48.4×18cm 32.7×45×24.4cm 30×43.5×16cm
中の容積 約29.4L 約35.9L 約20.9L
想定の置き場所 クローゼット クローゼット 奥行46cmの棚
引き出しの耐荷重 約3.6kg 記載なし 10.0kg
積み重ね 3段まで 3段まで 組み合わせ可
1個あたり 2,882円 約2,424円
(3個で7,273円)
2,273円
評価 ★4.1
93件
★4.1
2,925件
★4.4
485件

横にスクロールできます

3つとも日本製です。中の容積は、中の寸法から計算した数字です。

3つそれぞれの話

天馬 フィッツケース クローゼット 2,882円。長く使えて、条件を細かく書いている

引き出しの中の寸法、耐荷重、重ねたときの高さまで、条件をいちばん細かく書いている1台です。

サイズが長く変わっていないので、買い足しやすいのも特長です。長く使っている方の声が並んでいました。

数十年前から愛用しており、20個以上は所有してます。積み重ねが容易で、ストックルームの必需品です!

30年くらい壊れてないのでコスパ神。

一方で、引き出しの耐荷重は約3.6kgです。詰め込みすぎると、こうなるという声もありました。

軽くて丈夫そうですが。衣類を入れすぎると、引き出せにくくなことがあります。

向いている人:何年もかけて買い足していきたい人。クローゼットの奥行が53cm以上ある人。

向いていない人:重いものを詰めたい人。1個だけで使い、上に物を載せたい人。


アイリスオーヤマ BC-LD 3個で7,273円。深さがあり、容積あたりがいちばん安い

評価件数は2,925件と、3つでとびぬけて多い商品です。3個セットで、1個あたり約2,424円になります。

中の高さが24.4cmと3つでいちばん深く、中の容積1Lあたりの値段もいちばん安くなります。

3段に重ねて使ってますが、深型なのでたくさん収納が出来ます。

見た目はシンプルで、部屋のインテリアを邪魔しないのがかなり良かったです。

ただし、引き出しの耐荷重の記載が見当たりませんでした。作りについては、こういう声もあります。

プラスチックがペラペラで引き出しがいつ破損するかって感じ。耐久性は絶対にないと実感します。

向いている人:Tシャツやタオルなど、軽くてかさばるものを多く入れたい人。3つそろえて使いたい人。

向いていない人:重いものを入れたい人。1個だけほしい人(3個セットです)。


like-it ワイドM 2,273円。耐荷重がいちばん大きく、棚にも合う

3つでいちばん安く、評価は★4.4と3つでいちばん高い1台です。

引き出しの耐荷重は10.0kgで、天板と最下段の重さまで書いてあります。奥行46cmの棚に合わせた大きさです。

シンプルイズベスト!!!お手頃価格で満足度高い。見た目もツルッとシンプルでデザイン◎

ただし、中の高さは16cmと3つでいちばん低く、中の容積もいちばん小さくなります。

向いている人:棚や洗面所のすき間に置きたい人。小物や、少し重いものを入れたい人。

向いていない人:背の高いものを入れたい人(中の高さ16cm)。たくさん入れたい人。


口コミで多かった不満と、その対処

1. 上に物を載せると、へこむ・引き出しが出てくる

いちばん目立ったのが、これでした。

一個使いで上に物をのせてるんですが結構簡単にへこんじゃいますね

収納力は有りますが、外部(白い部分)が思ったより弱いです。上に少し重めを置くと内部引き出し(半透明入れ物部分)が少し出て来ます。

天板に載せていい重さを書いていたのは、like-itの「2.5kg/天板」だけでした。天馬とアイリスオーヤマは、天板の重さの記載が見当たりません。

対処:ケースの上には、重いものを載せない。載せるなら軽いものだけにします。

同じケースを重ねるのは、それぞれ決められた段数までにしてください。

2. 引き出すと、本体ごとついてくる

1個で使うときの話です。

引き出しを開けたときに枠も一緒についてきてしまうので、枠と設置場所に付ける両面テープみたいなものがあれば尚良しです。

中身が少ないと、本体が軽いぶん、引き出しと一緒に動いてしまいます。

対処:本体に手を添えて引き出す。気になるなら、下に滑り止めのシートを敷きます。

3. 詰め込むと、引き出しにくくなる

軽くて丈夫そうですが。衣類を入れすぎると、引き出せにくくなことがあります。

基準1のとおり、中の高さは外側より約5cm低くなっています。外側の寸法で考えて詰めると、あふれやすいということです。

対処:中の高さより低くなるように、たたみ方をそろえる。立てて並べると、上の引き出しに当たりにくくなります。

状況別のおすすめ

こういう場合 選ぶもの
何年もかけて買い足したい 天馬
(サイズが変わらない)
軽くてかさばる服を多く アイリスオーヤマ
(中の高さ24.4cm)
容積あたりの値段で選ぶ アイリスオーヤマ
(1Lあたり約68円)
少し重いものを入れたい like-it
(引き出し10.0kg)
奥行46cmの棚に置きたい like-it
(奥行46.5cm)
押し入れに入れたい 奥行74cm前後の
押し入れ用へ

横にスクロールできます

買う前と、届いたあとにやること

3つあります。1と2は、買う前に済ませておくものです。

1. 置く場所の奥行と高さを測る。扉や枠の出っ張り、ハンガーパイプの位置も含めます。

重ねて使うなら、天馬は1段ごとに1cm低くなる点も計算に入れてください。

2. 入れたいものの高さを測る。たたんだ服や箱の高さを、中の高さと比べます。

3. 届いたら、重いものは下の段に入れる。引き出しの耐荷重を超えないように、重いものは分けて入れます。

結論:商品名の寸法ではなく、中の寸法と耐荷重で選ぶ

衣装ケースでいちばん誤解しやすいのは、商品名の「幅39×奥行53×高さ23cm」だと思います。

これは外側の寸法で、引き出しの中は高さが約5cm低くなります。入る量は、3つとも外側の約6割でした。

そして引き出しに入れていい重さも、製品で約2.8倍ちがいました。

天馬は約3.6kg、like-itは10.0kgで、アイリスオーヤマは記載が見当たりません。

一言にすると、中の寸法と耐荷重を見て、置く場所の奥行に合わせる。この2つで決まります。

迷うなら、天馬 フィッツケース クローゼットから見てみてください。

中の寸法も耐荷重も重ねたときの高さも書いていて、30年使っているという声までありました。サイズが変わらないので、あとから買い足せます。


たくさん入れたいならアイリスオーヤマ、重いものや棚に合わせるならlike-itで足ります。

条件は上の「状況別のおすすめ」に書きました。

耐荷重を1段ごとに見る、という点では突っ張りラックも同じでした。「80kg」は、1段あたりでは10kgです。

大きく書いた数字と実際に使える量がちがう、という点では電気圧力鍋も同じ形です。「4L」で調理に使えるのは2.6Lでした。

※記載の価格・仕様は記事作成時点のもので、変更されることがあります。購入前に販売ページの最新の表示をご確認ください。

この記事を書いた人
tora

「Cozy雑貨」を運営しているtoraです。

暮らしの中で使う道具を、選ぶときの基準がはっきりするように整理して紹介しています。

選ぶ基準を先に3つ決める、仕様はメーカーの公式サイトで確かめる、低い評価の口コミから共通する不満を拾う。この順番を毎回守っています。

すべてを購入して試しているわけではありません。そこは記事の中で正直に書いています。

toraをフォローする
収納・インテリア

コメント

タイトルとURLをコピーしました